福山雅治『桜坂』の場所は２箇所あった！切ない恋愛を経験した坂道と故郷の桜

２０００年にリリースされ、今なお“桜ソング”の定番曲として上位にランクインするなど絶大な人気を誇る福山雅治の『桜坂』。

この『桜坂』は累計売上枚数が約２３０枚という驚異的な数字で、福山雅治がリリースした曲の中で売上枚数は堂々の１位となっています。

切ない恋愛を唄ったこの曲のタイトル『桜坂』には、由来となった場所があることをご存じな方も多いかと思いますが、実は２箇所あるということはご存じでしたか！？

今回は、福山雅治の名曲『桜坂』の由来となった場所について調べました。

場所だけではなく、『桜坂』に込められた福山雅治の想い出エピソードについても調べて書いているので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね(^^)/

福山雅治の『桜坂』の由来は２箇所！！

福山雅治が過去にテレビやラジオで語った話によると、『桜坂』の由来の場所は２箇所あるそうです。

１つは、曲『桜坂』の歌詞のような切ない恋愛を経験した時期に実際に福山雅治が住んでいた自宅近くにあった東京都大田区にある“桜坂”。

そして、もうひとつの場所は、福山雅治が高校卒業して就職していた短い期間で仕事で訪れた地元長崎県にある松島の“桜坂”です。

桜坂のルーツ①：東京都大田区田園調布にある“桜坂”

福山雅治のダブルミリオン曲のタイトル『桜坂』の由来の場所は、東京都大田区田園調布にある“桜坂”です。

桜坂の坂下と坂上にそれぞれ、“桜坂”の木柱が設置されているのでわかりやすいですね。

桜の咲くシーズンでは、坂道の沿道に満開の桜が咲き乱れ、まるで桜のトンネルの中を通っているような錯覚に陥るほど素敵な坂道となっています。

桜坂のルーツ②：福山雅治の故郷長崎県の松島

福山雅治の『桜坂』のもう一つのルーツとなった場所があります。

それは、福山雅治の故郷である長崎県西海市にある島、松島（まつしま）にある“桜坂”です。

桜のシーズンには、６５０mのなだらかな坂道に約２５０本の桜が満開に咲き、長崎でも有数のお花見スポットとして有名だそうです♪

『桜坂』のルーツに繋がるエピソード

福山雅治は高校卒業後に地元長崎で就職をしましたが、ミュージシャンになる夢を叶えるために、半年で退職して上京しました。

“上京”とは言っても、最初は神奈川県川崎市にある家賃5万5千円のアパートに住み、材木屋でアルバイトをしながら生活をしていました。

その後、俳優・ミュージシャンデビューを果たしますが、なかなか川崎のアパートから出ることができませんでしたが、１９９３年の大ヒットドラマ『ひとつ屋根の下』が終わった頃にようやく収入が上がり、多摩川を超えて本当の“上京”を果たしました。

多摩川を超えて念願の“上京”を果たした福山雅治が引っ越してきたのは桜坂から近い大田区の鵜の木（うのき）でした。

鵜の木に引っ越してきた際に、近くにあった“桜坂”をモデルに曲を作ったことは、過去にインタビューで福山雅治の口からも語られています↓

「『ひとつ屋根の下』が終わって、しばらくして給料が上がったんです。材木屋さんの2倍くらいになって、やっと上げてくれたなと。それで多摩川を超えて、鵜の木に引っ越したんです。当時は目蒲線ですね。鵜の木から沼部、沼部から中原街道に続く道すがらに桜坂っていう道があった。それがのちに『桜坂』になる」と、「桜坂」の由来となったことを明かした。

引用元：スポニチ

実は『桜坂』には福山雅治がこの大田区鵜の木に住んでいた際に経験した恋愛で感じた想いが込められているそうです。

『桜坂』は2000年に放送されていた『ウンナンのホントコ！』の大人気コーナー「未来日記V スケッチブック」のテーマソングでした。

※「未来日記」とは・・・↓

初対面の男女がスタッフから手渡された日記の通りに行動しながら、他の自由な時間も通し異性とコミュニケーションをとっていくという内容。出演者の感情などについては素のままを映し、その中で本当に恋愛感情が生まれるのかどうかを検証した。それまでの番組には無かった当時としては斬新なタイプのドキュメンタリーであった。

引用元：wikiedia 未来日記 (ウンナンのホントコ!)

「未来日記」の第五弾「未来日記V スケッチブック」の最終回で、主人公の男女が最後の場面に選んだのが大田区の桜坂でした。

そしてこの最終回には、福山雅治がスペシャルゲストとして警官役で出演しました。

「未来日記」ではイベントはあらかじめ決められているのですが、出演者のセリフは全てアドリブ。

それはゲストで出演した福山雅治も例外ではなかったそうで、ちょろちょろっとにぎやかしで出演して終わりかと思っていた福山雅治。

しかし登場してみると、思いのほかシリアスなシーンで、主人公の男の子が神妙な面持ちで女の子を待っていた為、「おふざけもできずに思わず自分の話を語ってしまった」と、福山雅治自身、オールナイトニッポン サタデースペシャル・魂のラジオで語ったことがあります。

その時に、話しかけた内容はこちら↓

昔、俺、この近所に住んでて。ちょうど、何年くらいかなあ……2、3年住んでいたんだけど、結構いろいろ仕事とか忙しくて、好きな子とかにね、自分の正直な気持ちをちゃんと打ち明けられなかったことがあってね。また桜が咲くころにいつかここで会えたらいいななんて思って

引用元：CREA

福山雅治は前述の魂のラジオでは「本音トークしちゃった」とコメントしていたことからも、福山雅治が２０代の頃に好きな人の事を想いながら歩いていた桜坂がとても思い出深い場所であるということは事実だということがわかります。

『桜坂』には福山雅治が鵜の木に住んでいた際に経験した切ない恋愛が唄われていたんですね。

また、もうひとつの『桜坂』のルーツである“桜坂”は、福山雅治が高校を卒業してから就職した会社の仕事の関係で訪れていた長崎県西海市の松島にあるにありました。

福山雅治が地元の会社に就職していた期間は半年ほどでしたが、松島に訪れていたのは就職直後の４月のちょうど桜の綺麗な春の季節だったんでしょう。

松島の“桜坂”は、特に曲の『桜坂』の歌詞に出てくるような恋愛を経験した場所ではないそうですが、この松島の美しい桜が、福山雅治の心にとても深く残っていたそうです。

これらのように、実際に福山雅治が経験した恋愛を唄った場所としては東京都大田区の“桜坂”で、美しい桜が咲く坂として地元長崎の松島にある“桜坂”も思い浮かべながら作り上げた曲が『桜坂』だったんですね。

過去に『桜坂』の場所と噂された別の“桜坂”

福山雅治の『桜坂』がリリースされた当時、「もしかして、ここが桜坂ネーミングのモデルかも！？」と噂された場所がありました。

それは、福岡県の桜並木の無い“桜坂”（福岡市中央区桜坂）です。

実際には同じ地名というだけで、全くネーミングのモデルにはなっていないのですが、当時、ちょっとだけ噂になったみたいですね(^_^;)

ただ、福山雅治と“全く関係ない”とは言えません。

というのも、ダブルミリオンヒットの『桜坂』を引っ提げて行われた福岡公演では、福山雅治が実際にこの“桜坂”に訪れたことをファンに報告したこともあるのです。

↓Googleストビューの右手に見えるセブンがそのセブンイレブン。

他にも、桜坂にあるバス停や郵便局などにも訪れており、熱狂的なファンの間ではそれらの場所も“聖地”と化しているようですね。

まとめ

今回は福山雅治の大ヒット曲の『桜坂』のタイトルの由来の場所について詳しく調べました！

調査結果をまとめると以下の通り↓

～『桜坂』の由来の場所～
①東京都大田区田園調布にある“桜坂”
②長崎県西海市西海市大瀬戸町松島にある“桜坂”

福山雅治は、東京の桜坂で切ない恋を経験し、故郷長崎県にある松島の美しい桜を想い『桜坂』を作り上げたんですね・・・

なんか、素敵・・・

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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