過去に天才バカボン、おそ松くん、ひみつのアッコちゃんなど数多くのヒット作を生み出し、近年でも『おそ松さん』がアニメ放映されるなど今尚色褪せない影響力を誇る天才漫画家の赤塚不二夫さん。
赤塚不二夫さんは、2008年にこの世を去りました。
赤塚さんの葬儀の際にタモリさんが読んだ弔辞は、今も語り草となっていますね。
今回は赤塚不二夫さんの死因について調べました。
また、赤塚さんの晩年は植物状態であったという情報についても調べて書いているので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
赤塚不二夫の死因は何?
赤塚不二夫さんの死因は肺炎です。
2002年から入院していた赤塚さんは、2008年8月2日午後4時55分、赤塚さんが72歳の時に順天堂大学医学部附属順天堂医院にてこの世を去りました。
肺炎は直接的な死因ですが、その前に大病を患っていたといいます。
次は赤塚不二夫さんが患っていた病気についてみていきたいと思います。
赤塚不二夫の晩年は植物状態だった
若い頃はウイスキーのボトル一日2本、還暦を迎えても焼酎のボトルを一日2本を空けていたという赤塚不二夫さんは、アルコール依存症で肝臓を壊していました。
アルコール依存治療として毎月定期的にアルコールを身体から抜く『ウォッシュアウト』の為の入退院を繰り返すようになりました。
アルコール依存症になってもお酒を断つことはできず、1997年62歳の頃に吐血し緊急入院し検査を受けたところ食道がんと診断されています。
食道がんになった際には、一度は民間療法と放射線治療を併行して行うことで奇跡的に腫瘍が消失し回復の兆しを見せましたが、同年に再度体調が悪化し10時間にも及ぶ大手術を受け、5カ月間の入院を余儀なくされました。
このように大病を患ったにもかかわらず、酒とたばこをやめることができなかった赤塚さんは、2002年に自宅内で転倒したところ数時間後にろれつがまわらなくなり、急性硬膜下血腫と診断され、右手の麻痺が見られたために手術を受けています。
その2年後、2002年に検査入院中にトイレで立とうとしたところ急に体が動かなくなり、脳内出血と診断され5時間に及ぶ手術が行われましたが、それ以来起き上がることができなくなり、起きている時は目を開けていて、眠る時には目をつぶるという状態になってしまったそうです。
肝臓が悪くなると、血液を固めるための成分の分泌が少なくなってしまうため、一度出血すると血が止まりにくくなります。
ですので、赤塚さんの脳内出血もアルコール依存により肝臓を壊していたことも関係していたのかもしれないと言われています。
手術を受けてから当分の間は、起き上がれないまでも意識はありコミュニケーションは取れている状態だったそうですが、2004年頃からは意識不明となり完全な植物状態に陥っていたといいます。
そして4年間意識不明の状態が続いたまま、2008年に肺炎を患いこの世を去りました。
赤塚さんの葬儀の際、タモリさんの弔辞が話題となりました。
葬儀のあと、赤塚さんの入院費は、赤塚さんが見出したことで陽の目を見ることができたタモリさんが全額賄っていたという噂が流れましたが、これはデマで入院費は全て赤塚さん本人が賄っていたと、娘である赤塚りえ子さんが後に著書で語っています。
まとめ
今回は赤塚不二夫さんの死因や晩年に患っていた病気について調べました。
私も世代ではありませんでしたが、天才バカボンやおそ松くんの漫画やアニメは知っていて、子供のころに再放送で見て楽しませてもらっていました。
赤塚さんの作品は、時代関係なく今見ても思わず笑ってしまうギャグ漫画を残した、間違いなく天才漫画家でした!
赤塚不二夫生誕80年記念として2015年に放映されたアニメ『おそ松さん』は、多くのファンが付く程大人気となり、成功を収めています。
年代問わない魅力あるキャラクターを生み出した赤塚不二夫さんの作品は、これからも多くの人たちに笑いを届けてくれることでしょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました!